どうも、少しお久しぶりです。
世間は、コロナウイルスのニュースで持ちきりですね。
ウチには、テレビを見る環境がないので、何故こんなにも世間が混乱しているのか、ちょっとよく分かりませんでした。
厚労省の記者会見や、ニュースはササっと、必要そうなものだけ見てチェックしていたのですが、ツイッターで不安を訴える人が非常に多い。なんでこんなに不安になっているの?と。
検査!検査!(‘Д’)
病院!病院!
Web受診!処方箋だけちょーだい!(‘Д’)
家まで持ってきて!振込するから!(‘Д’)
世の中どうなってるの?と思っていました。
私は、感染予防の専門医でも、なんでもないので、細かいことはわかりません。
最新情報まで全部追っているわけではないので、正確なことを言うわけでもありません。
ただ、なんか、お祭りみたいになっていませんか?
なんか、なんでも叩けば出てくると思っている人多すぎませんか?
叩いても、出てこないものは出てこないし、不安が解消されるわけでもない。
急に病院で働く人が、分身の術を使って増えるわけでもない。
出来ることは限られているし、使えるお金は限られているし、政府にできることも限られているんですよね。
一生懸命やっている人たちを叩いても、何も出てこないんですよね。
自分より、専門家で、そのお仕事をしている人たちに頼るしかないんですよね。
あれやって、これやってと言うより、
「自分で政治のお仕事が出来たら、もうちょっと理解できるのかなぁ」
「自分で感染症系のお仕事をしていたら、もうちょっと出来ることがあるのかなぁ」
と。そんな風に、一旦、今の自分に何が出来るのか、深呼吸して、自分の頭で考えてみてはいかがでしょうか。
今回の感染症対策の問題で「テレビの情報が正しくない」ということに気づいた人が多いのではないでしょうか。
テレビも、ラジオも、不安を煽る。
ツイッターを見ても、疲れちゃう。
じゃぁ、何が出来るのよ!(‘Д’)
って思いますよね。
どうしたらいいのよ!(‘Д’)
って思いますよね。
みんな答えが欲しいし、自分に都合のいい答えが欲しいんですよね。
専門家が頑張ってくれているから、今は、自分に出来ることを、出来る範囲でやってみたらいいのではないでしょうか。
私は、専門家でも、なんでもないですが、作業療法士として、病院や老人保健施設で働いてきました。そして、今、プレドニンとシクロスポリンカプセルという、免疫を抑える薬を飲んでいます。
私が、やっている感染症対策をお話しします。
私個人の、私のやり方なので、「正しいやり方」ではないということをご承知の上読み進めてください。
感染症対策!と言ってやり出したら、無菌室に住めばいいですからね(*’ω’*)!!
私は、この辺を落としどころにしているよっていうだけです。ご了承いただけましたら、読み進めてください。
目次
病院や老健で感染症対策として経験してきたこと
病院や老健では、インフルエンザやノロウイルスが「アウトブレイク」といって、一気に広がるということを過去に体験しました。
特に、老健は、「生活の場」なので、面会者もいれば、利用者さんも普通に生活を施設内でしています。
- 面会者がウイルスを持ち込んだ場合、利用者さんに移る場合があるんですよね。
- 利用者さんが外出する際に、どこかでもらってきてしまう場合もあるんですよね。
生きているのですから仕方ありません。
すぐにわかればいいのですが。。。
「身体の調子がおかしい」
と気付けない方ももちろんいます。
自分で伝えれない方、遠慮をしてしまう方もいます。
そうすると、運が悪いと、一緒に食事をとっている方、同室の方に移ったりします。
だって人間ですもの。
1人、2人で治まればいいのですが、10人…とどんどん増えてくると、もう、誰が感染しているかなんてわかったものではないのです。
そんな時、どうしていたのか。
インフルエンザやノロウイルスを持った方が、たくさんいる中で、どうやって仕事をしてきたのか。
今も、病院や福祉施設では、当たり前にこの時期は、こういった修羅場の中働いている方たちがいるのを頭の片隅に入れておいてもらえたら嬉しいなと思います。
感染症にかかりやすい方が多く、免疫力が落ちている方が多い、高齢者が多い場所での医療従事者の対策
感染症にかかった方が増えてきて、アウトブレイクをした際には、「感染グレードを上げる」といった対策をしていました。
- 手洗いの回数を増やす(手荒れしている職員はプラテをする)
- 感染者対応時に、マスクの着用をする
- ドアノブや物品の消毒回数を増やす
といったことです。
どれも、ただ実施するだけでは意味がありません。
「正しく、適切な回数、適切な方法で、実施する」
ことが大切です。
やみくもに、マスクをすればいいのかということではありません。
必要な時に、必要な量を行うのが大切です。
通常時に行われている、感染症の対策は「標準予防策」というものです。
家で出来る感染症予防の対策/免疫抑制剤を飲んでいる私の場合
病院でのやり方はいいから、家でどうやってどの程度やればいいか教えて欲しいですよね。
簡単な、明確なやり方が欲しいですよね。
これが、答えがないんですよね。
どうしてもかかりたくなければ、家から一歩も出ず、人と関わらなければいいのではないでしょうか。
でも、
- 買い物に行かなければいけないし、
- 電車に乗らなければいけない時もあるし、
- 病院にもいかなければいけないし、
- 家族だっているし、
どうしたらいいのか分からないですよね。
答えを求めても、「ない」んです。
「絶対に風邪をひかない方法」
ありますか?
ないんですよね。
でも、
「出来るだけ風邪をひかない方法」
なら思いつきませんか?
- 家に帰ったら、物に触れる前に手洗いうがいをする
- 手拭きタオルを共有しない
- ご飯を食べる前には必ず手洗いをする
- 汚れた手で顔付近に触れない
- 人混みを避ける
これでも不安なら、
- 家でマスクをすればいいですし、
- 手拭きタオルをペーパータオルに変えればいいですし、
- 1日に、ドアノブや手が触れる場所を塩素消毒すればいいですし、
対策を増やしていったらいいのではないでしょうか。
マスクを常にしたり、アルコール消毒剤を常に使うのは、疲れませんか?
それも、いいとは思うんですけれども、個人的には疲れちゃうので、
「正しい手洗いの方法」
「正しい手洗いのタイミング」
「汚いおててで、顔や食べ物を触らない」
でいいのではないかなと思っています。
「絶対風邪をひかない方法」なんてないので、どうしたら気持ちよく生活が出来るかなという、一人一人の落としどころが大切だと思うんですよね。個人的には。
プレドニンを30mg以上服用していたり、免疫抑制剤を大量に投与されていたり、パルス療法をしたり、医師の管理下に置いておかないといけない状況は別ですが。
その場合には、隔離されていると思うので、家にも帰してもらえないですし、病室からも出させてもらえないですよね(私は、プレドニン30mg以下にならないと、病院から出してもらえませんでしたし、マスクをしてないと怒られました(;’∀’))
プレドニンと免疫抑制剤を服用している私の感染症対策
じゃぁ、どんな対策しているのよと言うと、
- 正しい方法での手洗い・うがい
- 正しいタイミングでの手洗い・うがい
- 身体をよく休めること
- ストレスをため込まないこと
- 汚いおててで顔周りを触らないこと
- 出来る限り人混みを避ける
- ビュッフェ形式や食べ放題のお店になるべく行かない
- パン屋さん・お総菜屋さんなど、誰かの飛沫が飛んだ可能性がある売り方をしている売り場では購入しない(冬は売り場に並べられる前に取り分けてくれているお店もあるよ)
という対策をしています。
「私は」そうしています。
個々人の落としどころの問題なので、何度も強調しておきます。
「私は」このくらいの落としどころを、自分の感染症対策として行っています。
あなたは、どのくらいの対策が、どのような理由で必要なのでしょうか。
少し、立ち止まって考えてみるといいかもしれません。
やみくもに、理由があやふやなまま、感染症対策をしている疲れてきませんか?
- ぼんやりとした不安の中
- 答えも見つからない中
- いつまで続くのか分からない感染症期間の中
- どの程度重症になるのか分からない感染症が流行る中
疲れてきませんか?
家族内で喧嘩が増えたり、イライラしたり、ストレス溜め込んでいませんか?
落としどころを決めて、あなたの生活が破綻しないラインと、対策するラインを、よく考えて実施することが大切です。
あなたの生活に合った、対策を出来る限りやるしかないんですよね。
ぼんやりとした不安解消のためではなく、目的をもった感染症対策を決めてみてはいかがでしょうか。
あなたの手綺麗ですか?本当に綺麗ですか?
ここの所、マスクが売り切れた、手指消毒剤のアルコール(テピカジェル?)が売り切れたと話題になっていますよね。
- 満員電車での飛沫感染を防ぐ
- 自分が感染者で感染拡大をさせたくない
- 手洗いの出来ない場所で食事をとる
と言った場合には必要ですが、売り切れるほど必要なのでしょうか。
マスクは、表も裏も「汚染」されたものととらえて、医療現場並みの感染予防をしたいのであれば、必要でしょうが…(‘ω’;)
マスクも、自分の口についてるから綺麗だなんて思わない方がいいですよ(‘ω’)
もし私が毎日、満員電車で通勤するのであれば、インフルエンザが流行っている時期には、マスクしておきたいですね。
外出先で、手洗いのできない場所で、手を使って食事をとる場合には、手指消毒剤が欲しいですね。(その手指消毒剤のボトル綺麗ですか?)
では、例えば、家に帰ってから…
- 手洗いをして、食事を取りました。
- テレビのリモコンを触りました。
- お菓子を食べるとしましょう。
その手、綺麗ですか?汚染されていますか?
マスクや手指消毒剤を買うのはいいのですが・・・、
大切なのって、「手洗い」なんですよね。
厚生労働省のページで、「咳エチケット・手洗い」が推奨されています。
厚生労働省のページで、「咳エチケット・手洗い」が推奨されています。
ここ大切ですからね。
正しい手洗い方法出来ていますか?
正しい手洗いのタイミング取れていますか?
アルコールの手指消毒って、手が荒れたりする方もいるでしょう。
私は、インフルエンザが流行った頃は、仕事中に手洗い回数が多くて、手荒れしたのでハンドクリ―ムを使用していました。
さて、そのハンドクリ―ムのボトルは綺麗なのか( ^ω^)・・・
汚染されたものなのか。
キリがないし、答えがないんです。
個人的には、マスクやアルコール消毒剤が売り切れるより先に、
「なぜ、石鹸とハンドクリ―ムが売り切れないの!?(‘Д’)」
と思っています(‘Д’;)
テレビの影響なのでしょうか(見てないので分かりません…)。
都会に住んでいないから、電車通勤をしていないからでしょうか。
あなたに最適な感染症予防の対策を、目的をもって、理由を家族と話し合って、適切な量・方法で実施しましょう
- 医療従事者に、あれをやれ、これをやれ
- 政治家に、あれをやれ、これをやれ
と言っていても、なにも起こりません。
今できることを、今持っているお金の資源の中で、今病院で働ける人の人数でやろうとしているのですから。
限界がある中で、どれを選ぶのか、何を選ぶのかを専門家が一生懸命考えてくれているんです。
その人たちに、「今」文句を言っても、何も起きないです。
「文句」に対して、謝罪する時間があるなら、対策を考えて欲しいですよね。
対策を立てている人たちも、病院で働いている人たちも人間ですから、心身共に健康な状態で過ごしてほしいです。
- 「限界があること」
- 「今できること」
- 「今自分にできること」
をよく考えるのが大切だと思っています。
何度も言いますが、「私は」そう思っています。
今できることって、「文句」を言うことじゃないんです。
医療や政治に文句を言うなら、それは、今回の問題が収束してからじゃないでしょうか。
エセ情報を流している方たちには、お口にチャックをして欲しいですし、メディアで不安を煽ることだけ好き勝手に話しているラジオの方にも黙っていて欲しいなと、個人的には思っています(*’ω’*)間違っても、エセ情報を流す側になってはいけませんよ?
あなたの、RTや「いいね」で惑わされる方がいるかもしれません。
お口にチャックはしてもらえないので、しんどいのであれば、テレビやラジオを消しましょう。疲れますから。
不安になるだけだから。なにも生まないから。
分かりやすく、面白く書かれているので是非読んでみてください。
今あなたにできるのは、あなたに最適な感染症予防の対策の落としどころを考えることです。
そういう方が増えて欲しいなと思って、この記事を書きました。
少し落ち着いて、深呼吸をして、紙に書きだしてみてください。
正しい手洗いの方法を知らない方は、「標準予防策」の3ページ目の、「手洗いの方法」を印刷して、洗面所に貼ってみてはいかがでしょうか。
きっと、これから毎年、
- インフルエンザ
- ノロウイルス
- ロタウイルス
- 喉風邪
が流行る時期には役立ちます。
年中正しい方法で手洗いできれば言うことなしですね(*’ω’*)
これを機会に、
- 正しい手洗いの方法・タイミング
- 自分の頭で医療情報をゲットしてどのようにどれを使うか考える力
をゲットしてみてくださいね。
「テレビのお医者さんが言っているから正しい」
「多くの人がRTしているから正しい」
「多くの人が共感しているから正しい」
とは限りませんから。
私のこの記事も、どう使うのかはあなた次第。
自分でよく考えて、あなたがどうしたいのか、総合的に考えてみてください。
「手洗いは、正しい方法で、正しいタイミングで」
「あなたの、そのおてて、家にいるからって、本当に綺麗ですか?」
ではでは。
これめちゃくちゃ面白いので、読んでみてください(‘Д’)自分の頭で考えるって大切です♬
疲れたら、人の少ない公園でお散歩でもしましょ(*’ω’*)
ストレス発散もほどほどにしていかないと疲れちゃいますよー!(*’ω’*)