プロフィール

私が作業療法士になったわけ

こんにちは。てむたむです。

今日は、私がなぜ作業療法士になったのかについてです。

え?興味ないって?

つまるところ、人と関わるお仕事がしたかったんです。

仕事内容の詳しい話より、結論はよ!という方は、2から読んでください(笑)

作業療法士ってどんな仕事?

まず、作業療法士ってどんなお仕事なの?ってところですね。

みなさん、どんなイメージですか?

「リハビリ」

って答える方が多いのではないかなと思います。

そう!正解!リハビリをするお仕事です。

よく聞かれる、理学療法士と作業療法士って何が違うの?

リハビリのお仕事と言えば、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が代表的です。

その中でも、よく理学療法士と作業療法士って何が違うのかよくわからないと聞かれることがあります。

ちょっと簡単に説明しますね。

まずは、言語聴覚士について。

言語聴覚士

病院では、ST(エスティー)さんと呼ばれています。

ご飯を食べる場面を見に来てくれたり、個室でその人の能力を検査したりしていますね。

ちょっと小難しいですが…こんな専門家!

言語聴覚士(げんごちょうかくし、英: Speech-Language-Hearing Therapist (ST))は、言語聴覚、音声、認知、発達、摂食・嚥下に関わる障害に対して、その発現メカニズムを明らかにし、検査と評価を実施し、必要に応じて訓練や指導、支援などを行う専門職である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%80%E8%AA%9E%E8%81%B4%E8%A6%9A%E5%A3%AB

簡単に言えば

言語聴覚士は、食べる・しゃべる・聞くということについての専門家!

脳の画像を見たり、実際にやっているところを見たりして、その人がどうやったらできるようになるかを、一緒に練習したり、工夫をしたりするお仕事をしています。

理学療法士

理学療法士は、病院ではPT(ピーティー)さんと呼ばれています。

患者さんと、歩く練習をしたり、筋トレしたりしているイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。

まさに、みなさんが思い描くリハビリのお仕事!

身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ温熱その他の物理的手段を加えることをいう。

一般的に理学療法士の行うリハビリである「理学療法」は、障害や後遺症のある「部位」に注目し、運動療法物理療法日常生活活動 (ADL) といった手法を使用し、「基本的動作能力の回復」のために行うもので、反復運動が多い。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%90%86%E5%AD%A6%E7%99%82%E6%B3%95%E5%A3%AB

理学療法士といえば、リハビリの花形!っていう感じです。

理学療法士は、身体の専門家!

骨折や、脳こうそくなど、なんらかの原因で動かなくなってしまった身体がどうしたら動くようになるのかを、身体の状態を見て、できるようにします。

歩く姿1つから、どの部位にどういう問題があるのか、どこの筋肉を強くすればいいのか、どこに痛みがあるのか、ということを見極めていくような、動作の専門家でもあります。

作業療法士

作業療法士は、病院ではOT(オーティー)さんと呼ばれています。

理学療法士と、同じように思っている医療従事者の方も未だに多いので、割となんでもリハビリ屋さん的な立ち位置になる事があります。

まだまだ、認知度としては低いのかなという私の印象。

作業療法士(OT)が行うリハビリの目的は、「身体障害者と精神障害者の応用動作能力と社会的適応能力を回復させること」である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%9C%E6%A5%AD%E7%99%82%E6%B3%95%E5%A3%AB

作業療法士 (OT) の行うリハビリである作業療法は、次の段階である社会復帰に向けて行われるものである。

「創作活動」や「レクリエーション」、「生活活動」により「応用動作と社会的適応のための能力回復」つまり日常生活をスムーズに送るための複合的動作を可能とするためのものである。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%90%86%E5%AD%A6%E7%99%82%E6%B3%95%E5%A3%AB

どうでしょうか。簡単に言えば、

作業療法士は、「作業」の専門家!

料理をしたり、トイレに行ったり、電気をつけたり、散歩に行ったり、人とおしゃべりを楽しんだり、買い物に行ったり、その人がやっている活動の専門家です!

その人が、その人らしい生活を出来るように、どうしたらできるようになるかを、その人の能力を見て、その人の話を聞いて、練習をして、使える道具を使って、練習をしたり、支援をしていきます!

なんで、リハビリのお仕事の中から作業療法士を選んだの?

リハビリのお仕事の中から、なんで作業療法士っていう、ややこしそうなお仕事選んだのかというと。

受験で大学に受かったから。

まじで、それだけです。

高校生の時の私は、医療系の資格のある仕事で、注射をしなくてもいい仕事を目指していました。(人に針を刺すなんて怖くてできない…から看護師・検査技師さんはこの時点で選択肢から消えました)

薬学科も、理学療法学科も、作業療法学科も、私立・国立含めて、全部受かりそうなところを受験していました。その中で、一番偏差値が高くて、最初に受かった所に安易に決めました。

医療系の仕事で人とゆっくりと関わるお仕事に就きたかったんです。

医療系の仕事を目指したきっかけ

どの医療職になるかは、安易に決めましたが、医療職に就くきっかけはしっかりあります。

小学生のころ、私は小児ぜんそく持ちでした。
風邪をひくたびに、呼吸困難に陥り、吸入をして、寝れない夜を過ごしました。

そんな時に、病院の薬を受け取る場面で、薬剤師さんが

「つらかったね」

と声をかけてくれました。

この言葉に、すごく救われて、こんな言葉をかけられる人に私もなりたい!と強く思って、ずっと薬剤師さんになることを目指していました。

進路を考える時になって、薬剤師じゃなくても、あの一声はかけられるんだと考えるようになりました。

なるべく、1人の人とゆっくり関われる仕事で、何気ない一言をかけられる医療職になりたいと思い、思いついたのがリハビリのお仕事。

バスケ部に所属していて、怪我をすると整形外科でリハビリをしていた私にとっては、リハビリの先生も身近な存在でした。それもあって、結果として、作業療法士になりました。


きっかけは、ほんとに、小さな小さな薬局の薬剤師さんのひとことでした。
今でも、この思いは、とても大切にしています。

さいごに

作業療法士として、働く場所はたくさんあります。

大雑把に分けると、身体障がい・精神障がい・発達障がいの3つ。
私は、この中から、精神障がいをメインとするところで長く働いていました。

あと、認知症をメインとするところでも長く働いていました。

つまるところ、精神障がいと認知症に詳しい作業療法士ということです。
(お医者さんでも、外科とか眼科とかあるみたいに、全部を1人で網羅するのは無茶なようなイメージです)

とても、やりがいがありますし、お仕事はとても楽しいと思ってやっていました。
人とお話するのが好きなんですよね。関わるのが好きなんです。

今は、私自身が身体の治療中のため、お仕事を一旦お休みしています。
薬の調整が終わったら、復帰する予定です。まずは、自分の身体を整えないとはじまらないので。

そのお話はまた、今度ゆっくりすることにしましょう。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください