こんにちは。てむたむ(@temtam8)です。
ネフローゼ症候群になって、公的なお金に関する制度に沢山助けられました。
全く聞いたこともない制度もたくさんありました。
手続きは、はじめての事ばかりで、
- 病院の方
- 保健所の方
- 主治医の先生
- 市役所の方
- 全国健康保険協会の方
に助けてもらいながら、手続きを行いました。
詳しい内容については、プロにお願いするとして、こんな制度を私が使いましたという体験談として、「私も使えるのかな?調べてみよう。」というきっかけになればと思って書いています。自分の備忘録的な意味もあります。
恩返しの意味も込めて、目次だけでも読んで調べてみたらもしかしたら、お財布に少し優しい制度があるかもしれません。
こんな人に読んでほしい
- 難病になった方
- 急遽入院が必要になった方
- 病気で、休職から退職される方
それでは、書いていきます。
くれぐれも、詳しい内容は、公的な機関で聞いてみてくださいね。
目次
高額療養費制度
入院時の負担額を頭打ちしてくれる制度です。
入院して早い段階で、病院の方が病室まで来てくださって、書類を書きました。
最初に使っていた薬や検査が高額だったのだと思います。
と説明してくださったので、早めの申請がよさそうです。
高額療養費とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。医療費が高額になることが事前にわかっている場合には、「限度額適用認定証」を提示する方法が便利です。
全国健康保険協会より引用
月をまたぐと、限度額がリセットされるため払う額が思ったより高かったという場合もあります。私の場合は、限度額が80,100円でした。区分ウに該当します。
このように、月をまたぐと、限度額のリセットがあるため、高くなってしまうケースもあります。
そうとは言っても、自己負担額が20万でも30万でも、ある程度で所得に合わせて頭打ちをして助けてくれる制度はありがたかったです。
詳しくは全国健康保険協会の高額療養費のページから見ることが出来ます。
さらに負担を軽減する仕組みもあります
高額療養費制度を利用して12か月以内に3回以上の支給を受けている場合は4回目からはさらに上限額が引き下がります。
1回の支払いが8万円を超える入院をすることは考えたくないですが、活用できるものは活用させていただきます。
傷病手当金制度
急な病気で連続する3日を含み4日以上働けない状態で、お給料が出ない時に使える制度です。
支給される期間は、1年半です。
支給される額は、大まかに給料の3分の2くらいと考えておきましょう。
私の場合は、入院期間も未定だったので、当てはまりました。
傷病手当金は、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度で、被保険者が病気やケガのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。
全国健康保険協会より引用
私の場合は、会社員でしたので、会社から全国保険協会に問い合わせてもらい、書類を準備してもらいました。
- 自分で書く書類
- 会社が書く書類
- 主治医が書く書類
の3枚が届きます。
私がやったのは、自分の書類を1枚埋めることと、主治医に書類を書いてもらうのを頼むことです。
休職から退職する時には国民健康保険に切り替え
退職してからは、社会保険から国民保険に切り替えをする必要がありました。
保険の切り替えは、退職時に会社に保険証を返却し、その後市役所へ行って国民保険に加入しました。
傷病手当の書類と社会保険の保険証は写メっておくと楽です
国民健康保険に切り替わると、傷病手当金の申請は、自身で書類を準備しなければいけません。
ネットからダウンロードすることも可能ですが、よくわからないという方は、会社員の時に入っていた保険組合に電話すれば書類を郵送してもらうこともできます。
ネットからのダウンロードはこちら↓
支払いはだいたい3か月後でした
1か月ごとに申請が出来るのですが、3か月分まとめて申請することが可能で、その方が楽です。そのため、私は3か月分まとめて申請していました。
その間の生活費をまかなえれば、まとめて申請をおすすめします。
詳しくは全国健康保険協会の傷病手当金のページから見ることが出来ます。
難病医療費助成制度
私は、難病医療費助成制度に当てはまったため、難病にかかる医療費が3割から2割になる制度を使うことが可能です。
ただ、この制度は申請しなければ使うことが出来ません。
そのため、制度を知らない人は、3割負担のまま払うことになります。
自分が当てはまるか調べる必要があります。
病院によっては、主治医から提案してくれることもあるようです。
国民健康保険や健康保険組合などに加入している人は、一般的には医療機関にかかったときに窓口で支払うのは医療費の3割です。難病法では、患者の一部負担金は2割が上限です。(例えば、難病に関する医療費が10万円だった場合、窓口で払うのは2割の2万円です。)
更にこの2割が、負担上限月額を超えている場合は、窓口での支払いは負担上限月額となります。大日本住友製薬より引用
この制度も、所得によって上限額が変わります。
申請は管轄の保健所
難病医療費助成制度の申請は保健所で行います。
準備したもの
- 保険証
- 印鑑
- 指定医の意見書(病院で頼みました。)
申請から認定証が届くまで3か月程度かかります
申請から限度額認定証が届くまで3か月程度かかります。
そのため、認定証が届くまでは3割負担で支払いをします。
それまでの間は、領収書を大切にとっておいて、認定証が届いたら還付の手続きを保健所で行います。
還付の手続きの時に準備したもの
- 還付金を振り込んでもらう通帳
- 限度額認定証
- 保険証
手続き時に行ったこと
- 薬局に書いてもらう書類の自己記載欄の記入
- 病院に書いてもらう書類の自己記載欄の記入
- 薬局、病院で書類の提出
- 薬局・病院で書いてもらった書類を保健所に提出
申請が終われば、3か月後には、1割分が振り込まれますよという通知が来て、戻ってきます。
社会保険から国民健康保険に切り替えた方は申請をお忘れなく
私のように、申請時には休職をしていて、その後退職をして限度額認定証を待っている方は、保険証の切り替えの申請を忘れずに行ってください。
保険の請求先が違うため、必ず必要な手続きになります。
還付の手続きをする前か同時に、保健所で保険の切り替えの申請を行いましょう。
新しい保険証を準備して保健所に行けば手続きが行えました。
制度ではないですが、入院時の保険金請求をお忘れなく
国の制度ではありませんが、入院時に使える保険に入っている方は、保険金の請求を忘れずに行いましょう。
入院中の領収証や証明書を準備して申請を行いました。
私の場合は、入院日数×〇円という入院保険に入っていたので、結構な額を助けてもらうことが出来ました。
請求しなければ、保険はおりてきません。
しっかり頂けるものは頂いておきましょう。
この時の、書類は年末の医療費控除の時に使うらしいので、大切にとっておきましょう。
まだ行っていないので、詳細は分かりません。
今回は運よく使わなかった制度
今回は運よく使わなかった制度が調べた中で2つありました。
- 限度適用額認定証
- 高額医療費貸付制度
私自身が使わなかったので、実際どうだったのかをお話しすることはできません。
どちらの制度も、高額な医療費を支払えない場合に使える制度です。
貯蓄額に不安がある方や、医療費がとても高額な場合に調べて活用できるかもしれません。
さいごに
入院やはじめての病気はとても不安になるものです。
ましてや、仕事が出来なくなったり、退職をしたりしたら、お金の不安がのしかかってきます。
そのために、入っている健康保険です。
毎月収めている保険料の分、困った時には助けてもらいましょう。
また、新しく何かよい情報が入れば、更新したいと思います。
ネフローゼ症候群に関してと、入院中に使ってよかったWi-Fiの記事も合わせて読んでみてください。
それでは、みなさま身体に気を付けてくださいね。
ではでは。