注文住宅

注文住宅で値引き交渉をするより人となりを知ってもらう方が大切

こんにちは。てむたむ(@temtam8)です。

注文住宅の打ち合わせも、いよいよ大詰めに差し掛かってきました。

打ち合わせをしている中では、最初は叶えたいことを盛りだくさんで全部話していました。

今は、どこを削って費用を削減するかを、夫と建築士さんと3人で検討中です。

現実と向き合わされる打ち合わせで、心が折れてしまいそうですが、大切なお金をどこにどう使うかは勢いに任せず、よくよく考えて決めていきたいです。

 

私たち夫婦が、どこでどなたに家づくりを頼むかを考えた時に、大切にしていたことがあります。

それは、どの人と一緒に、家を建てたいかです。

家を「買う」という考えもありますが、私たちは家を「建てる」という考えの基、建築会社周りをしていました。

 

家を建てるという視点から見て、実際に打ち合わせをしてみて、色々な建築会社を見て感じたことや考えたことを今日はお話しします。

この記事はこんな人に読んでほしい

  • これから注文住宅を建てる人
  • 打ち合わせ真っ最中の人
  • 注文住宅の値下げや値引き交渉に興味のある人
  • 「暮らし」に興味のある人

値下げ方法や値引き交渉術は書いてありません。予算に合わせて、どのように家を建てていくのかについて私たちの経験を書いたので、参考にしていただけたら幸いです。

 

値引き交渉や値下げ提案

値引き交渉や値下げ交渉については、建築会社を回り始めた時に色々と調べていました。

費用が抑えられるものであれば、抑えたいですが、質が落ちては元も子もないからです。

そのため、値下げ交渉が通用するところは、最初から上乗せされた金額を提示されているのではと考えていました。

また、値引きキャンペーンをしている所も、見に行ってチラシをもらった瞬間に、お断りしました。

値下げの提案をされた所は却下しました

値引きキャンペーンをおすすめされた所は、お断りすることにしていました。

  • 「今だけなら」
  • 「今日決めてくれれば」

という、甘い言葉には、元々上乗せされた金額を感じたり、強引さを感じたりしたからです。

値下げの提案をされなかったら信用できるかと言われたら、一概にはそうではありませんが、初っ端から値下げ・キャンペーン値引きの提案をされる会社さんとは相性が合いませんでした。

値引き交渉をすることはしませんでした

値下げの提案をされた所とはそれ以上のお付き合いはしませんでした。

また、私たちから値引き交渉を建築会社にすることはしていませんでした。

それが正しいのかはわかりませんが、適正な価格で、適正な人件費で建ててもらえればよいと考えていたからです。

値引き交渉をするということは、建ててくれる人や設計をしてくれる方の人件費を削るということです。

劣悪な環境では、良い家は立たないのではないかと考えました。

そのため、値引き交渉をしていません。

どこをどう削ると家全体としてバランスがよく、予算に合わせられるのかを相談しています。

どこを妥協して諦めるかを考えました

私たちは、値引き交渉をせずに、予算に合わせて建てられるように建築士さんと相談を進めました。

自分たちが出した希望の中で

  • 2人それぞれの優先順位を考え
  • 夫婦間で何を削るかを話し合い、すり合わせ
  • 全体のバランスや具体的なアドバイスを建築士さんにも意見を頂き
  • 営業さんにも意見を頂き

その中でどこを削って予算に近づけていくかを考えていく作業をしました。

 

家を建てるのはプロに任せよう

どこをどう削るのかは、全体のバランスを見る必要がありました。

  • 熱効率だったり
  • 梁の位置だったり
  • 窓の位置だったり
  • 隣の家との窓の位置の関係性だったり

細かいことは、私たち素人にはわかったものじゃありません。

家を建てるプロが一番家のことを知っている

頼んでいる建築会社さんは、「ある程度はお任せいただいたほうがいいですよ。プロですから。」と力強く言ってくださいます。

質問したことに対しても、丁寧に答えてくださいます。

建築士さんとの話し合いは、悩みを解決してもらえる時間になっています。

てむたむ
てむたむ
トトロみたいな家に住むのにずっと憧れていたんです。

と言ったら、ふふっと笑われちゃいましたけど、そういう好みの問題も拾い上げてくれるので、なるべく本心で、叶えたい夢を話す時間にしています。

夫
僕はトトロの家みたいなところで育ちました。って言ったら、そのアンバランス具合が面白かったのか、ほほえましい夫婦だというような顔でみられました。

 

どのプロに頼みたいのかを選ぼう

建築士さんとの話し合いは、とても和やかです。

それは、たくさんの建築会社さんを回る中で、この人と話をして家を建てたいと思う人と出会えたからです。

自分たちのしたい暮らしや、してきた暮らし、夢を素直に話してそれを聞いてもらえる人と出会えたことが、家づくりに大きな影響を及ぼしていると考えます。

どこの会社で建てるのかということも大切ですが、誰と一緒に考えるのかということはとても大切です。

これから建築会社さんを回る方は、どのプロに頼みたいのかという視点でも考えてみてはどうでしょうか。

 

建ててからも続くお付き合い

どのプロに頼みたいかということが大切だとお話ししました。

それは、家を建ててからも続くお付き合いにも影響します。

家は、建ててからがスタートです。

メンテンナンスも、そこから始まる暮らしも、家を建てた後に始まることです。

そのため、建てて終わりのお付き合いではなく、建ててからも続くお付き合いのしたい方と一緒に建てることが大切です。

てむたむ
てむたむ
人間ですから、相性がありますし、好き・苦手というものがあります。

そういうフィーリングが合うということも意識してみるのも大切だと考えます。

 

どんな暮らしをしたいのかを考えよう

一緒に家を建てたいと思える、フィーリングの合う人と出会えたら、家づくりの勉強もしつつ、どんな暮らしをしたいのかを考えることが大切です。

家づくりはお願いできても、自分たちの暮らしについては自分たちがプロだからです。

家のことよりも自分たちの暮らしについては自分がプロ

自分たちの暮らしについては自分たちがプロです。

そのため、「今している暮らし」「したい暮らし」「していきたい未来の暮らし」について、さらに夫婦で深めていく必要がありました。

1人の意見で家は立たないからです。

2人で家を建てるなら、2人の暮らしについて、すり合わせていく必要があり、2人の暮らしのプロになる必要があります。

したい暮らしについて夫婦で話し合おう

「したい暮らし」について夫婦間で話し合う必要がありました。

普段生活していたら、「したい暮らし」について話す機会なんてないからです。

考える機会もなかったように感じます。

そのため、「したい暮らし」について考え、それを言葉にして話し合いを重ねていきました。

言葉だけでは、伝わりにくかったり、イメージだけが自分の中にあったりしたため、私たち夫婦は、それをコラージュ療法という手法を用いて解決していきました。

コラージュ療法については、合わせてこちらも読んでみてください。

 

どんな暮らしがしたいかを考えるのは難しい

「したい暮らし」について夫婦間で話し合いを進めてきたのはよかったのですが、どんな暮らしがしたいかと問われると、困ってしまいました。

てむたむ
てむたむ
みなさんは、どんな暮らしがしたいですか?どんな家が欲しいですか?と聞かれたらなんと答えますか。

どんな暮らしがしたいのか考えていったときに、長く健康に安心して暮らせる家が欲しいという結論に達しました。

2人共医療職だということもあってか、健康面やバリアフリーについては関心がとても高かったからです。

医療職である私たち夫婦2人が考える長く住める注文住宅についてはこちらでまとめました。合わせて読んでみてください。

 

何年住むのか未来の暮らしを想像しよう

未来を見据えて、家づくりや暮らしについて考えられるようになってきました。

FPさんとお金の相談もしていく中で、何年その家に・その土地に住むのかについて考えるようになりました。

どのくらいの期間どういう暮らしをするか想像する

どのくらいの期間、どうやってその家・その土地で生活をしていくのかを考えました。

  • バス停までの距離は?
  • 車が運転できなくなったら?
  • 子どもが出来たら部屋はどう分ける?

想像でしかないですが、出来る限り具体的に、どうやって暮らしていくのかについて想像して、今できる準備、今やらなくていい準備をさらに掘り下げて考えていきました。

いつ、何が必要になるかは、想像しきれるものではありません。

余白を残しつつ、今できる準備をしておければいいです。

夫
今から準備しても、それがその時に最善策だとはかぎらないから。余白を残しておくことが大事。準備しすぎずいこうね。

 

家を手放す時を考えてみる

今できることや、今からの暮らしについて考えた後は、自分たちがその家を手放す時のことを考えました。

考えたくはないですが、1人なった時、子どもに譲る時、人生の終わりについて考えました。

  • この土地はどうなっているだろうか
  • 家は売れるのだろうか
  • 壊す費用がどの程度必要だろうか

予測は全くできませんが、その時に必要になるかもしれない資金を残しておくことは大切なことです。

家を手放す、その時のことまで考えて、家づくりをしていくことは、全体の資金を考える時にも必要なことです。

てむたむ
てむたむ
大切にしていきたい家だからこそ、最後まで大切に扱ってお礼をしたいです。
夫
僕たちと一緒に暮らしていく家だから、愛着も沸くし、人生のパートナーだよね。

 

箱に住むのではなく、暮らしを組み立てる

家づくりから、家を手放すところまで考えました。

先日の、建築士さんとのヒアリングの中で、大切なヒントを頂きました。

それを最後に共有します。

家に住まわされるのではなく、家で暮らす

担当の建築士さんは50代くらいの工務店の社長さんです。

優しい面持ちで、瞑想好きな、娘さんのいるパパさんです。

その建築士さんがぽろっとヒアリング中に

建築士さん
建築士さん
僕たちは家を建てていますが、家はいくら頑張って考えて考えても所詮箱にしかならないんですよね。

と洩らしました。

建築士さん
建築士さん
家を建てて、外と繋がって、やっとその人となりというか、暮らしが見えてくるんですよね。閉鎖的な家に住んでいると言ったら語弊がありますけど、どんな人が住んでいるのかなぁーって思っちゃうんですよね。

と話されていました。

家に住まわされるのではなく、家で暮らしていくことが、大切なのではないかという考えを持った建築士さんなので、こんな気持ちがぽろっとでたのかもしれません。

どんな人が住んでいるのか、外とのつながりのある暮らし

打ち合わせをしている建築士さんが言われているように、私たちは外との繋がりを大切にした暮らしをしたいと考えています。

  • 家庭菜園をしたり
  • 朝日を浴びて起きたり
  • 草木の緑の変化を楽しんだり
  • お庭からお花を家の中に頂いたり
  • 近所の方とお話をしたり
  • 時には物々交換をしたり

して、家の外や人との繋がりを大切にした暮らしをしていきたいからです。

その家で「暮らす」ということを大切に紡いでいけるような時間を過ごしていけたら、素敵だなぁと感じます。

夫
今の借家でも、お隣さんからタイムを頂いたりしました
てむたむ
てむたむ
私も、お隣さんからハーブの苗やサクラエビのお土産を頂きました。また私たち、もらってばっかりだ。

 

注文住宅を建てるとは、人と人との繋がりを大切にすることでは

いくつかの建築会社を夫婦で回ってきましたが、注文住宅を建てるということは、人と人との繋がりを大切にすることではないかと考えました。

誰と一緒に建てて、誰とともにその家を守って、お手入れをしていくのかということが大切だからです。

もちろん、予算の問題や、ローンをどうやって組んでいくのか、制度をどう生かしていくのかという諸々の細かい事情に精通しているということは必須条件なので、しっかりと知識のある方に助けてもらいながら、自分たちでも勉強をしながら進めていくことが大切です。

これから、住宅を建てる方、購入を考えている方のヒントになればと思います。

 

ではでは。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください