こんにちは。てむたむです。
今回は、首からカテーテルを入れた時の、一連の流れや、その後の消毒などの処置などについて、私の体験をお話ししていこうと思います。
私の場合は、去年の10月に、ネフローゼ症候群を発症し、腎生検の結果、微小変化型ネフローゼ症候群と診断されていました。その後、2回再発し、今回の再発を合わせると、1年で3回目の再発。
ネフローゼ症候群の症状で、LDLという物質が体内に溜まってきているということ、私が妊娠希望であること、年齢がまだ若年(30代前半)だということで、LDLアフェレーシスという、治療を行うことになりました。
【関連】>>>【LDLアフェレーシス治療】ネフローゼ症候群の再燃を繰り返したため、次のステップに進みました。
LDLアフェレーシスは、微小変化型ネフローゼ症候群ではなく、「巣状分節性糸球体硬化症」というネフローゼ症候群に適応となります。今回は、主治医がLDLアフェレーシスを行うために、「巣状分節性糸球体硬化症の疑い」ということで、一筆書いて下さり、LDLアフェレーシス治療を行う流れに至りました。
一応、私も元々医療従事者だったのですが、極度の先端恐怖症に、血液も苦手、ストローや箸や歯ブラシも、時として「こわい」と思うほど、とがったものや、細長いものが苦手です。
そんな私が、首にカテーテルを刺されるなんて、「こわい」以外の何物でもありませんでした。
ジェットコースターも、お化け屋敷も、ホラーも、苦手も苦手。
首にカテーテルを刺すと決まってから、ずっと、夫に「こわい」と言い続け、ツイッターでも「こわいこわい」と言い続けて、いろんな方に励ましてもらいました。
私のような、「超こわがりさん」のために、こんな私でも乗り切れたので、体験談として残しておこうと思い、ブログに書くことにしました。
生々しい写真は、控えたいので、夫に、優しめのタッチで絵を描いてもらいます(絵は準備中のためお待ちください)。
2019年の体験を元にして書いています。
目次
首へのカテーテルを入れる流れ
首へカテーテルを入れる時間になると、透析室に呼ばれ歩いていきました。
周りに、普通に透析をしている人たちがいる中で、カテーテルを入れました。
- ベッドに横になる
- 血管の位置をエコーで確認、ジェルを拭き取る
- 首周りを2回消毒される
- 布のようなものを被せられる
- 血管の位置を再びエコーで確認
- 表面の麻酔を1本、内側の麻酔を1本
- 首をぐっと抑えられて、「コリコリ」っという音がして何かを入れられている感じ
- 「縫う所に麻酔をしますね」と声をかけられ、2か所麻酔(カテーテルの両端を縫う)
カテーテルを入れるのは、あっという間に終わりました。
麻酔の注射の痛みもありましたが、首周りをぐっと抑えられているのが痛くて、怖くて、終わった時には、何が痛いのか、大丈夫なのか分からなかったです(‘ω’;;)
終わると布がとられ、「どうでしたか?」と主治医の先生から聞かれましたが、怖がりすぎて、放心状態でした。
最後に、きちんとカテーテルが入っているのかを確認するために、レントゲンをその場で撮られました。
首のカテーテルを入れる日の朝からの待ち時間までのそわそわ感
首にカテーテルを入れるというだけで、朝からずっとそわそわして過ごしていました。
呼ばれるのは、10時半。
朝から気が気でなく、部屋の中をうろうろして、死ぬほどそわそわして、過ごしました。
偶然持ってきていた、スクラッチアートを無心でやって、気を紛らわせていました。
そわそわしている時には、没頭できるものを準備しておくといいですよ。
ナンプレなんてあっても、役に立ちそうになかったです(笑)
首に何か刺さるとかやっぱりこわい
頭では大丈夫と分かっていても、首って、普段触られるところじゃないですし、大事なところですよね。
首に、何か刺される、注射される、カテーテルが入る、そんなことを考えると、こわいですよね。
ホラーも、グロイCMも、普段苦手な私にとっては、首にカテーテルが入るなんて…、恐ろしくて、白目をむいてしまいそうでした。
視界が遮られ、些細な音も気になって怖さ・ビビりMAXだった
カテーテルを入れる時には、布を被せられました。
「コリコリ」っていう音もするし、何が行われているのか見えないし(見えても怖い)、ごそごそしている音も聞こえるし、ひたすら、薄めを開きながら、耐えました。
被せられた布と、ベッドの間に、主治医の先生が、呼吸がしやすいように、手袋のBOXを挟んでくださった優しさを感じながら、なるべく力を抜くように過ごしました。
それでも、どんどん肩の力が入っていくのを感じていました。
首のカテーテルを怖がりすぎて顔が引きつって、心配された
首にカテーテルが入った後も、顔が引きつっていたのか、「大丈夫です」と伝えるも、いろんな人に「大丈夫ですか?」と心配そうに声をかけてもらいました。
よっぽど、死んだ魚のような眼をしていたのでしょう。
笑おうとするも、痛いし、笑顔は引きつるし、ひどい顔をしていたのだと思います。
その日の夜、面会に来た夫も、「ぁぁ…」というような顔をして、私を見ていました。
首のカテーテル・LDLアフェレーシス治療が終わってから、緊張でふらふら
首にカテーテルを入れて、そのあとLDLアフェレーシスという治療を、そのまま行いました。
麻酔で痛いのか、入れたところが痛いのか、LDLアフェレーシスという治療が痛いのか、緊張で力が入りすぎていておかしい姿勢なのか、混乱と緊張と不安と色んな疲れで、ふわふわとしていました。
カテーテルを入れてから、LDLアフェレーシスという治療で、2時間半くらい横になっていました。
起き上がる時には、頭はふわふわして、歩く時もふらふらして、看護師さんについてもらいながら、病棟まで歩いて戻りました。
首のカテーテルは、毎日、洗浄・消毒をやるよ。
首のカテーテルの刺入部(カテーテルが刺さっている所)は、毎日、洗浄・消毒を行いました。
最初の一週間は、刺入部の洗浄や消毒、テープを貼り変える時には、しみるような痛みがありました。
痛み止めをもらって過ごしました。
耐えられないほどの激痛ではないですが、傷口にイソジンを塗り続けられているような、じんわりとした痛みがありました。1週間過ぎたころから、痛みが和らいできましたよ。
洗浄・消毒は、痛みがあることを伝えていないと、看護師さんによっては、手早く処置を行う方もいたため、処置前に痛みがあるようであれば、必ず伝えましょう。
伝えておけば、優しくやってもらえます。
生々しいから、こわがりさんは、刺さっている部分は隠してもらった方がいいかも
首のカテーテルの刺入部(刺さっている部分)は、テープが透明です。
刺さっている部分がもろに見えます。
血が出ているわけではないのですが、消毒薬が赤いため、血が出ているかのように見えます。
2日目に、着替える時に鏡を見ながら、そっと着替えていた時に、刺さっている部分が見えて、自分でドンびいて、「うわ……」って気持ち悪くなったので、見えないようにカテーテルで隠しておいてもらうのも手ですよ。
とにかく、首に何か刺さっているのは、…今日がハロウィンだって、こわいんだからね(‘Д’)
こんな、びびりまくりで、ホラーも苦手で、尖っているストローも苦手とか言っている私でも乗り越えられたので、きっと、これを見ているあなたも、きっと乗り越えられる。そんなことを思いながら、書きました。
テープの位置や、処置の方法など、少しの工夫で痛みや首の動かせる範囲が違ってくるので、看護師さんに、どうして欲しいのか伝えながら過ごすといいですよ。
ではでは。
首のカテーテルを抜きました(13日後)
13日間、私の首に刺さっていたカテーテルをやっと抜いてもらうことが出来ました。
抜く時には、主治医の先生と、ついてくるもう一人の先生が、私がお昼ご飯を食べ終わってお膳を下げようとしている時に、ふらっとやってきて、抜いていきました。
- 横になる
- テープをはがす
- 消毒をする
- ハサミでカテーテル横の糸を二か所切る(糸を引っ張られてちょっと痛い)
- すぅーっと抜いて気付いたら抜けていた
- 透明のテープを貼って、しばらく押さえられる
- テープをもう一度貼り替えて、しばらく押さえられる
カテーテルを抜く日は、これまたビビりすぎて、午前中はそわそわしすぎて、気絶したように寝ていた時間が長かったです。
先生たちは、まるでランチにでも来たかのように、病室までやってきて、さらっと抜いていって、さらっと去っていきました。
カテーテルを入れた時と同様に、私があまりにビビッて、固まっているので「大丈夫ですかー」と、声をかけられて、ちょっとだけ笑われてしまいました。その後も、動いてよかったのでしょうが、2時間くらい、放心状態で、横になって抜かれたまま固まっていました(笑)
とにかく、首の血管に刺さっていた三本の管が抜けて、ほっとしました。
主治医の先生は、「まぁ、ちょっと太い血管なので、長めに押さえておきますねー」「静脈なので大丈夫ですよー」と、余裕をもって、本当にランチをしたかのように、余裕でした(‘Д’)
怖いもんは、怖いんだからねっ(‘Д’)
でも、毎日の消毒・洗浄と比べれば、痛みもほぼなく、付き添いの先生が、糸をすこーし引っ張っちゃったのが痛かったくらいでした(笑)
かさぶたが出来て、皮膚が少しできてくるまでは、薄いテープをつけておかなければならないようですが、とにかく、首の血管に何も刺さっていないのは、快適ですね!(*’ω’*)
ではでは。(二回目)