先日、大学時代の友人の結婚式に参列しました。
1年半、ステロイドを飲み続けているため、副作用の
- ムーンフェイス
- 野牛肩
- 中心性肥満
- 体重増加
が酷い状態です。
体重に至っては、元々の体重より15kgも増えた状態。
結婚式の招待状を受け取った時点で、「ステロイドうつ」の症状も出ていました。
友人には、前もってLINEで連絡をして、期限よりも少し待ってもらいました。
「ステロイドうつ」が落ち着いてきたので、出席できそうだと判断しました。
見た目がかなり変わっているので、どう思われるのかなと心配だったのですが、色々と工夫して、友人の結婚をお祝いしてきました。
結婚式のために体力をつけて、めいっぱいお祝いできてよかったです。
私が、結婚式に参列した時に、工夫したことや失敗したことを書き残しておきます。
同じように悩んでいる方の参考になれば幸いです。
目次
ムーンフェイスを目立たなくする髪型にするために結婚式前に美容院へ
結婚式に参列するにあたって、髪型をどうセットするかを悩みました。
ドレスアップすると、アップしないといけない。
でも、髪型をアップにすると、もろにムーンフェイスが目立ってしまうからです。
丁度1年前も、同じように友人の結婚式があって、その時には、ボブスタイルにしてもらっていました。
去年はこんな感じの髪型にしました↓
今回は、プレドニンという薬の影響か、
- 脱毛していたり
- 増毛していたり
- 髪の毛がうねっていたり
したため、ショートボブにしてもらい、インナーカラーにピンクを入れてもらいました。
髪の毛がうねっているため、パーマをかけなくても、強めのワックスを使うことで、ヘアスタイルにボリュームを出すことが出来るからです。
ムーンフェイスが気になる顔の横の部分に、ワックスをつけてパーマをかけたようにセットをしました。
プレドニンの影響で、髪の毛がパサついてしまった部分も、ワックスつけることで、髪の毛の束が出来て目立たなくなりました。
ムーンフェイスを目立たなくするパーティーメイクを研究した
結婚式に参列することを決めてから、メイクの研究をしました。
どうあがいても、ムーンフェイスは隠し切れないのですが、どうやったら少しでもマシになるかを考えました。
渡辺直美さんのメイクをかなり参考にしました。
大柄でも、パッチリとしたメイクをされているのでアイメイクは特に参考にしました。
結婚式当日は、ニキビやニキビ跡が目立つ肌の状態でした(プレドニンの副作用によるニキビ)。
そのため、ニキビ対策のために購入したベースメイクの中でも、エトヴォスのパウダーファンデ(#40)の組み合わせを使いました。
一番肌負担が少ないからです。
結婚式のメイクなので、ナイトミネラルファンデーションは4,5回重ね塗りをしました。
そうすることで、肌のムラ感やニキビをしっかりと隠すことが出来ました。
シェーディングやアイメイクも濃いめにしていきました。
シェーディングやベースメイクは以下の記事に詳しく書いてあるので、参考にしてみてください。
野牛肩や中心性肥満がなるべく目立たない、身体に負担のかからないドレスアップ
ムーンフェイスだけでなく、野牛肩や中心性肥満も目立つ状態でした。
体重も15kg増えているので、今まで着ていたドレスは着ることが出来ません。
また、体力も落ちていて、身体を締め付けるようなパーティードレスを着ることも出来ません。
そのため、普段着ているワンピースで紺色のものを選び、キチンとしたジャケットを着ていくことにしました。
身体の負担を軽くすることで、結婚式中に疲れ切ってしまわないように工夫をしたかったからです。
結婚式の途中で疲れ切ってしまっては意味がないですし、迷惑がかかってしまいます。
去年、友人の結婚式に出席した際は頑張って、ドレスアップしたのですが、身体がしんどくて、途中で顔色がどんどん悪くなっていきました。
自分の体力と相談するのがいいでしょう。
体型変化もあり、ジャケットのボタンが1つも止まらなかったので、閉めるのを諦めました(´゚д゚`)
薬や、手指消毒液など持ち歩きたかったので、パーティー用の鞄ではなく、斜めかけカバンで出席しました。
返信用はがきで、アルコール類をお断りして、体調のことは直接連絡を
結婚式に呼んでくれた友人は、私が以前入院していたことを知っていました。
- 返信用はがきには、アレルギーのところに「薬を服用しているためアルコールを避けて欲しいです」という事を書きました。
- 結婚式の招待状を受け取った頃は、「ステロイドうつ」真っ只中だったため、LINEで直接連絡をし、期限を1週間延ばしてもらいました。
- 感染症の時期だったこともあり、ビュッフェ形式であれば先に取り分けてもらえるとありがたいことを伝えました。
これだけ伝えると、逆に心配されるため、お祝いしに行きたい気持ちをしっかり伝えました。
失敗したこと ─ 結婚式に参列する友人たちには、ムーンフェイスをどうやって説明するか決めておけばよかった
結婚式に出席して、失敗したなぁと思ったことがあります。
それは、一緒に参列する同級生たちに、病気のことをしっかりと伝えなかったことです。
何故失敗したかというと、ムーンフェイスや体重増加、体型変化で別人のようになっているのに、私は説明しない、友人たちも気を使って聞けないという微妙な空気が流れ続けたからです。
友人がメインの結婚式なので、
- 「私の体調のことは、聞かれなければ黙っておこう」
- 「友人のお祝いが出来ればいいよね」
と思っていました。
これが、失敗でした。
ロビーで集まった時に、次々とくる友人たちは、私の顔を見て
「誰だろう…」
と言った様子で、私の顔を見ました。
話し始めれば、私だと分かってもらえたのですが、それでも、
「どうしちゃったんだろう…(´゚д゚`)」
みたいに、マジマジと顔に出ちゃっているんですよね。
私が、一言、
「難病になっちゃって、顔とか身体が腫れちゃったんだよね。でも、今日は会えてよかったよ」
と言えばよかったなと、後悔しました。
結婚式の時間いっぱい、帰りの別れ際まで「聞いていいのかな…(´゚д゚`)」みたいな空気が流れましたし、一人からは「聞いていいのか分からなかったから聞けなかった」と後々言われました。
次からは、サクッと軽く説明しちゃった方が楽だなと思いました。
ムーンフェイスで誰か分かってもらえず、ギョッとされて何度も見られるのはしんどかった
友人たちに心配をかけたのは申し訳なかったです。
どうすればよかったのかなと、帰りの電車で一人で考え込みました。
説明してしまえば、誰だか分かってもらえない、ギョッとされて何度も見られることはなかったのかもしれません。
自分の対応がイマイチだったのは分かっていましたし、これだけ見た目が変わればびっくりされるのは分かっていました。
それでも、結婚式が終わって、ほっとして帰りの電車では、しっかり落ち込みました。
- 誰だか分かってもらえない
- 名乗らないといけない
- 顔を見てギョッとされる
というのは、結構しんどいものです。
友人とも久々の再開で、友人の結婚式をお祝いできて、とても嬉しい時間だったのですが、やっぱり悲しいなと感じました。
まとめ:迷ったけどムーンフェイスでも結婚式に参列してよかった
見た目が変わっていても、びっくりされても、落ち込んで悲しくなってしまっても、それでも結婚式に参列してよかったです。
- 大学生活を共にした友人のお祝いをしに行けること
- 入院しておらず、友人らに電車に乗って会いに行けたこと
それって、この1年半3回も長期入院をしていた私にとってはしあわせな時間でした。
ネフローゼ症候群になってから、
- 当たり前のことが当たり前でなくなり
- 人に会うこともほとんどなくなり
- 副作用が強くて外に出ることが出来ない期間も多くなり
- 仕事をすることも出来なくなり
ました。
ムーンフェイスだろうが、どんな姿になってしまおうが、それでも会いたい人には会いたいし、話したいし、楽しみたい。
落ち込むことはあるけれども、それでも、外に出ることを大切にしていきたいなと感じました。
写真や映像に残るのは、しんどいなと正直思うけれども、それでも、結婚式に参列できてよかったです。
私の工夫や、失敗がどなたかの参考になりますように。
メイクや髪型を少し工夫するだけでも、気持ちが明るくなりますよ。
以前の自分と比べて落ち込むこともあるけれども、今の自分を大切に。
私も1月から微小型ネフローゼ症候群になりました。blogを昨日見つけ読んでるとなんか心がスっとなる気がして読ませていただいてます。今現在3度目の入院です。1週間家に居れたかという感じです。やっとステロイドを40mmまで下げ、リツキサンという治療もしました。私の気持ちを代弁してもらってるような内容で支えてもらってます。
さやさん
コメントありがとうございます。
私の気持ちを綴ったものですが、読んでいて少しでも助けになることが出来たのであれば、とても嬉しいです。
私も、まだこれから治療が続きます。一緒に少しずつ前に進んでいきましょう♪