こんにちは。てむたむ(@temtam8)です。
今回は、梅仕事の中でも一番簡単にできる梅シロップについてお話しします。
先日、友達と話している中で「梅シロップづくりは、3歳の子でも一緒にできるかなぁ」という話になりました。
梅シロップづくりは、梅を洗ったり、拭いたりする工程が多いので、お子さんとで出来そうです。
ミニマリストの友達なのですが、「私、結構ズボラなの」ということで、ズボラなママさんと3歳の娘さんができるように、ママさん視点で今日は説明していきます。
雨の日でも出来るので、お出かけできない日に、お子さんと一緒に季節の手仕事をはじめてみませんか?梅シロップ作りは、アパートでも気軽にできます。
出来上がったシロップは、ジュースやかき氷シロップはもちろん、ドレッシングや韓国料理にも使えますよ。
目次
簡単にできる梅シロップの材料と選び方
なるべく工程を減らして、梅シロップ作りが簡単にできるように説明していきます。
- 青梅(Lサイズ以上がいい)1kg
- 氷砂糖1kg
- ホワイトリカー(消毒用なので普通の焼酎でOK)適量
- 保存瓶(3ℓか4ℓ推奨)1瓶
- 乾いた清潔な布巾(キッチンペーパーでOK)
- 大きめのボウル2つ
梅シロップづくりには、熟した南高梅よりも青梅の方がいいです。
梅シロップ作りには、青梅がいいです。
熟した南高梅よりも、梅エキスが出やすく、皮が破れにくいからです。
はじめてつくる方は、1kgのLサイズの青梅が、量・大きさ・扱いやすさ・大きさ、が丁度いいです。
大きいサイズの方が、残った梅を加工する時には種を取り除きやすいメリットもありますが、梅シロップ作りがはじめての方には、Lサイズ・1kgからはじめるのがいいですよ。
子どもさんと一緒にやるなら青梅の方がおすすめです。エキスが出やすく、扱いやすいからです。
丁寧に扱える年齢であれば、南高梅を念入りに消毒してつくってみると、梅の香りが漂っている中作業に取り組めます。
南高梅よりも青梅の方が出回る時期が早いです。
砂糖は氷砂糖がいい
氷砂糖だと瓶の底に沈みにくく、浸透圧によって梅エキスをゆっくりと引き出すことが出来ます。また、他のお砂糖と比べると純度が高いため、すっきりとした甘さの梅シロップを作ることが出来ます。
ホワイトリカー(焼酎でOK)
発酵・カビ防止のために使用します。
容器と梅の消毒をするために使用するので安いものでかまいません。
梅酒づくりも合わせてする方は、量が必要ですが、梅シロップだけの場合は、消毒に使えればいいので、一番小さいサイズで十分です。
保存瓶は4リットルが楽
シロップを保存するため蓋が閉まる保存瓶を使用します。
私は、消毒のしやすさ、発酵した際のガス抜きの手間を省きたいので、口の大きい保存容器を使って作っています。
1日1回瓶を振って、発酵した時にはガス抜きを1日1回でもできる方は普通のタイプを使いましょう。
- お子さんが4リットルの保存瓶を振り回すかもしれなくて心配
- 4リットルの保存瓶は大きすぎて冷蔵庫に入らない
っていう方は、1.5リットルの小さめの瓶を2つ揃えるのも可愛くて使い勝手もいいです。
オレンジシロップやイチゴシロップも作れるので、他にもシロップを作ってみたい方は、小さめを2つ使うのもいいかもしれません。
保存瓶選びで迷う方は、「梅シロップの保存瓶の選び方」という記事で詳しくまとめたので、合わせて読んでみてください。
布巾・キッチンペーパー
梅を拭く手順があるために、布巾かキッチンペーパーを準備しましょう。
梅シロップ作りの手順
梅シロップの手順を説明します。
詳しくは後述するので、ざっと目を通してもらえれば大丈夫です。
- 保存瓶とボウルをアルコール消毒する
- 青梅のあく抜き(南高梅の場合は傷むためあく抜きはしません)←省いててもよい
- 梅を洗う
- ヘタを爪楊枝や竹串で取る(汚れが残らないように行いましょう)
- 梅の実に穴をあける←省いてもよい
- 梅を再度洗って、水分をふき取る
- ホワイトリカーで消毒、アルコールを拭き取る
- 容器に梅・氷砂糖の順番で入れて完成
8項目挙げましたが、1日でやるのは8番までで、②と⑤は省くことが出来るので、6工程です。
アク抜の目的:えぐみをとるため
梅の実に穴をあける目的:梅エキスを出やすくするため
それでは詳しく説明していきます。
保存瓶をとボウルをアルコール消毒する
保存瓶とボウルを水洗いしたら、水気をしっかりと拭き取ります。
保存瓶とボウル1つを、ホワイトリカーを使ってアルコール消毒します。
容器に消毒に必要な分のホワイトリカーを入れて、キッチンペーパーで拭き上げます。
発酵させないために、丁寧に消毒していきましょう。
ボウルも同じように、アルコール消毒をします。
梅を洗う
買ってきた梅を洗います。
明らかにカビが生えている物や、傷んでいる物はよけてください。
ヘタを爪楊枝や竹串で取る(汚れが残らないように行いましょう)
洗った梅と爪楊枝(竹串)とキッチンペーパーを準備します。
梅のヘタの部分を、爪楊枝(竹串)で取っていきます。
優しくつついてあげれば、簡単に取れます。
すべてのヘタを取ることが出来ました。
梅の実に穴をあける
梅エキスを早くあげたい方は、爪楊枝で梅に穴を開けてください。
シロップは多少濁りますが、エキスが上がってくるのが速くなります。
梅を再度洗って、水分をふき取る
梅のヘタが取れたら、もう一度、梅を洗って水分をキッチンペーパーで拭き取ります。
ホワイトリカーで消毒、アルコールを拭き取る
綺麗になった梅を、ホワイトリカーで消毒します。
ボウルにホワイトリカーを入れて、梅全体にまぶします。
くぼみまで行きわたったら、キッチンペーパーで一つ一つ水分を拭いていきます。
日東紡のふきんは、頑丈で、水分も拭き取りやすく、料理をする中でも使える用途が広いのでめちゃくちゃおススメです。蒸し料理や出汁を濾す時にも活躍します。
容器に梅・氷砂糖の順番で入れていく
ホワイトリカーで梅を拭いたら、拭いたものから順番に保存瓶に入れていきます。
梅→氷砂糖の順番で入れてください。
今回は梅が1kgなので、3段か4段になりました。
段々とエキスが出てくるため、氷砂糖は、上になるほど多く詰めていくのがコツです。
これで、今回の手順は完了です。
梅シロップの仕込みが終わったら、後は待つだけ
梅シロップの仕込みが完了したら、あとは2週間程度で完成します。
野菜室で保存して、シロップが上がってくるのを待ちましょう。
私のように瓶を毎日振るのを忘れたりするおっちょこちょいな人は、瓶にワザアリテープを使って、仕込んだ日を書いておくと、古くなり過ぎなくて安心ですよ。
黒の油性マジックで書くなら、白や薄めの色が使いやすいです。冷蔵庫にピタッとくっつけておけるテープです。
自分で、丁寧に仕込んだものが毎日少しずつ変化してくるのは、愛着が沸いてより一層美味しくいただけますよ。
仕込みが終わった後お手入れ方法については、「梅シロップの仕込みが終わった後の楽しみ方」で説明してあるので合わせて読んでみてください。
私が毎年梅シロップ作りをしているのは、ゆっくりとした変化を楽しめるということがあるからです。
ではでは。