こんにちは。てむたむです。
今日は、私が大学でうつになって休学した頃の話の続きを綴っていきます。
休学前から、休学した頃の話については、「大学でうつ病になって休学して、バイト・復学・就職した話【後編】」で綴ったので、読んでみてください。
今回は、うつ病で休学して、症状が落ち着いてきて復学した頃から、就職した頃までの話を書いています。
うつ病で休学して、復学する時って私は不安が沢山ありました。
- 他の学年に混ざって授業を受けるのが不安
- 馴染めるのか不安
- 再発しないか不安
就職活動する時も、どうやって説明したらいいんだろうと色々と悩みました。
その頃の話をしていきます。
目次
大学に復学する時には、どうやって馴染んでいけばいいのか
「焦燥感」で、アルバイト・サークル活動で無理をしたのもあって、結局2年間休学しました。
休学理由は友達にどう説明したか
復学する時には、2つ下の学年に混ざって授業を受けました。
最初に授業に混ざった時は、「誰が来たの?」「先輩なの?」というザワザワ感がしばらく続いたのがつらかったです。
でも、グループワークがあったので話す機会が増え、徐々に仲良くなることが出来ました。
休学していた理由は、どの程度説明したかは定かではないですが、自分がどうしたいかで決めればいいでしょう。
「うつ」に対して世間的に偏見があるのは事実です。
「頭がおかしいやつ」と思われる可能性もゼロではありません。
知られたくないのであれば
- 家の事情
- お金のために働いていた
などと話せばいいでしょう。
私も、特にそれほど親しくない間柄の人には、濁して説明していましたよ。
大学の授業はどのようにとっていったのか(よかった点・後悔した点)
大学の授業は、1年生で取りこぼしたものと、2年生の履修しなければならない単位を全力で取りに行くスケジュールで、授業を選択しました。
復学して、全力で授業を詰め込んだのは、今でも後悔している点です。
- ろくに内容も頭に入らない
- 体調もちょくちょく崩す
- グループワークでは友達に迷惑をかけた
という結果でした。
ストレッチもせずに、運動して身体を痛めるようなものです。
よかったのは…なんとか、単位をとれたことですかね。
結局4年かかりました。1年変わったからといって、うつ病がまた悪化するかもしれませんし、ゆっくり単位を取った方が、人生豊かになるって今なら思えます(苦笑)
だから、ゆっくりと身体も頭も慣らしながら、余裕をもって楽しめるくらいで単位を取っていくのをおすすめします。
復学する以外の選択肢もあり。自分のなりたいことを見つめ直すチャンス
私の場合は、復学しましたが、休学中には、自分のやりたいことを見つめ直すチャンスだとも感じました。
本当に、入学した大学で勉強をしたいのか、何をしたいのか。
自分の人生を、どう歩んでいきたいのか、ということを、落ち着いた頃にゆっくりと考える時間が与えられたと感じました。
ただ、うつ病の時には「重大な決断は後回しにしましょう」ということが鉄則なので、うつ病の症状が重たい時には、決断してはいけませんよ。
うつ病の症状に「焦燥感」という症状があるので、焦って復学するのは注意
アルバイト・サークル活動・授業の取り方など、私の失敗経験をたくさん話しました。
失敗しそうだったけど、何とか回避できたことがあります。
それは、2年間休学したことです。
1年間休学したのち、焦って復学しようとしていました。
休んでいることによって罪悪感でいっぱいでしたし、焦りまくっていたからです。
1年、1年半という休学期間の選択もできましたが、2年間しっかりと休んだのは、今振り返っても、よかったことだったと思います。
症状がある程度落ち着いてから、復学するのがいいですよ。
うつで大学を休学していたことを就職時には話したか
無事、体調を何度か崩しつつも、卒業をし、就職活動も3つ目で内定をいただくことが出来ました。
面接時には休学期間の事は聞かれたか
面接時には、休学期間については聞かれるところもありました。
「うつ病で休学していた」ということは、話したところもありました。
就職する時点では、もう症状も安定していて、普通に生活していたからです。
- 体調が悪かったこと
- 家の事情で休学していたこと
と、休学理由については説明をしました。
そして、加えて、
- 現在は元気で大丈夫なこと
- 大学にも4年間通えていたこと
- 普通に仕事ができること
を説明しました。
特にアピールポイントともせず、さらっと流しました。
うつ病になったら就職時には、話さなければいけないことなのか
精神疾患だから話さなければならない理由はないと私は考えています。
就職時にうつ病で、普通に働くことが難しいのであれば、話さなければならないでしょう。
普通に働けないのに、普通に働けますと言って就職するのは、迷惑をかけるだけになるからです。
逆に、元気で、寛解状態(症状が落ち着いた状態)であれば、わざわざ話す必要はないですよね。
小さい頃に、
- 小児喘息だった
- 高校生の頃に大けがをして骨折をした
みたいなことって、わざわざ話さないですよね?
それと同じだと思います。症状が落ち着いていて、普通に働けるのであればわざわざ話す必要もないでしょう。
逆に、フォローが必要な場合や、フォローして欲しい場合には話しておいた方が自分も安心ですね。
もし話したいのであれば、うつ病になって乗り越えたことを強みとしてアピールするのであればいいのではないでしょうか。今、働ける状態かが大事だと思いますよ。
大学によっては、休学中は授業料を払わなくていい場合もある
私の場合は、学部の窓口で休学の相談をして、学費を免除してもらうことが出来ました。
学費に関する制度は、大学によって異なります。
休学中の学費が必要ないと、安心して休学して治療に専念することが出来ますよね。
確認ができる状態であれば、大学の窓口で、休学を申請する時に合わせて聞いてみましょう。
大学でうつ病になって休学してレールから外れてみて10年以上経った今思うこと
大学でうつ病になり、無理をして悪化して、人生のレールから外れました。
当時は、社会に適応できていない出来損ないの人間だと思っていました。
- 周囲に合わせること
- 周囲に馴染むこと
- 親の期待に応えること
- 周りの評価を気にしながら適応すること
これがすべてだと思っていました。
だから、
- 全力で物事に取り組む
- 周りに合わせてはみ出さないように過ごす
- 親が言うとおりにする
- 周囲がダメだということであれば、それに合わせる
というように過ごしてきました。
そのため、完璧主義であったり、失敗すると過剰に落ち込んだりするという私がつくられていきました。
完全に、他人の評価で生きていたんですよね。
自分の好きなことや、自分の考えをもって、自分の責任で過ごせるようになったのは、「うつ病」になって自分を見つめ直す機会があったからといっても過言ではありません。
もう、二度となりたくないですが、今の私があるのは、「うつ病」になったからです。
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今、私の文章を読んでいる方は、もしかしたら、今まさに苦しい最中かもしれません。
でも、とにかく生きてください、生き残ってほしいと思い、私の失敗したことも含めて書きました。
就職してからも、色々波乱万丈な10年以上を過ごしてきましたが、今幸せに暮らしていますよ。
あなたは、ダメなんかじゃないし、十分頑張ってここまで生きていた。
だから、ちょっとお休みしてもいいんですよ。
もっと、こういうこと聞きたいということがあれば、コメント待っていますからね。
私とも、気軽にお話ししましょう。
では、また。このブログで会いましょう。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
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うつ病を経験した後就職された方からとにかく生きて欲しいという言葉を聞いたら、社会に適合するために頑張る勇気が出てきました。あなたは頑張ってきた、ちょっとお休みしても良いという言葉に救われました。休学してしまって人生上手くいかなくてまた失敗するのが怖くて何も出来ないと思っていましたが、また頑張ってみたいです。ありがとうございます。(2回送ってしまいごめんなさい…!匿名希望です…!)
匿名さん
コメントありがとうございます。
休学されていたのですね。私も、休学した後、失敗するのが怖くて、人より遅れをとっていることに劣等感を感じてすごく焦って生きてきました。一度躓くと、失敗するのが怖くなりますよね。
一度きりの人生なので、自分のペースで、人生を楽しんだらいいのかなって今は思っています。匿名さんも、よい時間を持てますように。
コメントいただいて、私も励まされました。ありがとうございます。